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90回助産師国家試験過去問題

90回助産師国家試験の過去問題と回答

 

一般問題及び状況設定問題

午前問題

 

問題1

 

ICMの助産師国際倫理綱領の記載内容はどれか。

 

1,生命・健康・健全な生活の保障
2,助産師の専門職上の責任
3,適正な衣食住および医療の保障
4,家族システムの確立

 

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問題2

 

助産師が独自の判断で、できないのはどれか。

 

1,正常経過の妊婦の健康診査
2,正常経過の妊婦の保険指導
3,医師が来るまでの弛緩子宮の双手圧迫
4,正常経過の褥婦への経口避妊薬の処方

 

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問題3

 

女性の内分泌系変化で正しいのはどれか。

 

1,小児期にFSHは高値である。
2,思春期にはゴナドロロピン放出ホルモンが増加する。
3,初経発来後1年頃から骨密度は低下する。
4,更年期になるとLHは低下傾向を示す。

 

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問題4

 

日本女子社会教育会「家庭教育に関する国際比較調査」(2004、2005年)における我が国の父親の育児参加で正しいのはどれか。

 

1,父親が子どもと一緒に過ごす平均時間は欧米に比べて長い。
2,小さい弟や妹の世話をした経験をもつ父親は35%である。
3,育児参加の内容で最も多いのは「家で遊ぶ相手」である。
4,子どもと接する時間が短いと悩んでいる父親は1割程度である。

 

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問題5

 

母児の健康への影響で正しいのはどれか。

 

1,母体中のダイオキシンは胎児の骨に蓄積される。
2,原爆で放射線に子宮内被曝した胎児は白血病を発症する。
3,胎児期のアンドロゲン作用の低下は男性生殖器の発生異常を引き起こす。
4,妊婦がメチル水銀の蓄積した魚介類を食べるとアザラシ肢症児が生まれる。

 

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問題6

 

性ホルモンで正しいのはどれか。

 

1,月経終了後、卵胞ホルモンはゴナドトロピン放出ホルモン分泌を促進する。
2,卵胞ホルモンのポジティブフィードバックによってLHサージが起こる。
3,プロラクチン値の異常な上昇がゴナドトロピン放出ホルモン分泌を促進する。
4,閉経女性ではFSHは低下する。

 

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問題7

 

病態と治療薬の組合せで正しいのはどれか。

 

1,高プロラクチン血症―ドーパミン作動薬
2,子宮内膜症―クエン酸クロミフェン
3,下垂体性無月経―ゴナドトロピン放出ホルモン作動薬
4,黄体機能不全―エストリオール

 

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問題8

 

ターナー症候群で正しいのはどれか。

 

1,子宮は欠損している。
2,卵巣は欠損している。
3,染色体の核型は46XOを示すものが多い。
4,エストロゲン補充療法は思春期以後に開始する。

 

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問題9

 

母児のサイトメガロウイルス感染症で正しいのはどれか。

 

1,日本では妊婦の抗体保有率は年々低下している。
2,抗体陽性の母親の母乳中にウイルスは排出されない。
3,症候性先天性感染症は妊娠27週以後の初感染で起こりやすい。
4,先天性感染による聴力障害は生後6か月以降は出現しない。

 

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問題10

 

子宮内膜症で正しいのはどれか。

 

1,病巣はプロゲステロンによって増殖する。
2,臨床症状の1つは骨盤内疼痛である。
3,超音波断層法で確定診断できる。
4,ホルモン療法は根治性に優れている。

 

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問題11

 

妊婦のクラミジア感染症で正しいのはどれか。

 

1,子宮頸管内の抗原陽性率は2%である。
2,治療効果の判定にはIgG抗体価を測定する。
3,感染すると子宮収縮を誘発する。
4,産道感染によって新生児に鷲口瘡が発症する。

 

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問題12

 

39歳の未妊婦。3年間の不妊を訴えて来院した。月経周期は不順で基礎体温は1相性である。月経3日目の血液検査でLH15.2mlU/ml、FSH20.3mlU/ml、プロラクチン12.5ng/mlであった。
不妊の原因で正しいのはどれか。

 

1,黄体機能不全
2,卵巣性排卵障害
3,下垂体性排卵障害
4,高プロラクチン血症性排卵障害

 

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問題13

 

胎児の生理で正しいのはどれか。

 

1,妊娠24週では吸啜反射は認めれらない。
2,胎児ヘモグロビンは成人ヘモグロビンよりも酸素との親和性が強い。
3,静脈管の血中酸素分圧は臍帯動脈の分圧よりも低い。
4,肺水は胎児呼吸様運動によって羊水を肺胞内に吸い込んで形成される。

 

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問題14

 

胎盤剥離機序で正しいのはどれか。

 

1,底脱落膜緻密層から剥離する。
2,脱落膜血管は断裂し後血腫をつくる。
3,卵膜は臍帯の牽引によって剥離する。
4,通過管壁の弛緩とともに娩出される。

 

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問題15

 

妊娠中の母体の免疫特性で正しいのはどれか。

 

1,NK細胞活性が亢進する。
2,正常妊娠では細胞性免疫能が亢進する。
3,絨毛にはヒト白血球抗原(HLA)-Aが発現している。
4,正常妊娠では2型ヘルパーT細胞(Th2)が優位になる。

 

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問題16

 

胎児の栄養代謝の特徴で正しいのはどれか。

 

1,胎児の主たるエネルギー源は蛋白質である。
2,ほとんどの蛋白質は母体側で産出される。
3,胎児自身でコレステロールを合成できる。
4,妊娠後半期には胎盤におけるインスリン分解酵素活性が亢進する。

 

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問題17

 

分娩の生理で正しいのはどれか。

 

1,産徴は絨毛膜の血管破綻による。
2,前羊水は脱落膜と絨毛膜との間にある液である。
3,生理的収縮輪は産科的内子宮口部にみられる。
4,頸管の開大は主として子宮洞筋の働きによる。

 

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問題18

 

児頭の位置と矢状縫合と恥骨結合後面との組合せで正しいのはどれか。

 

1,骨盤入口上―斜―3/4触
2,骨盤入口部―横―2/3触
3,骨盤濶部―縦―1/3触
4,骨盤峡部―縦―下縁のみ触

 

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問題19

 

頭位分娩における児の肩甲娩出で正しいのはどれか。

 

1,児頭が骨盤底に達する頃、肩甲横径は骨盤縦経に一致する。
2,児頭が出口部に至ると肩甲横径は骨盤斜径に一致する。
3,最小径である肩甲横径を骨盤の最大径に合わせて回旋する。
4,前在肩甲が恥部結合を滑脱後、それを支点として後在肩甲が娩出する。

 

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問題20

 

分娩第1期の母体の変化で生理的範囲内にあるのはどれか。

 

1,脈拍130/分
2,尿蛋白(2+)
3,心拍出量10l/分
4,尿量100ml/時

 

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問題21

 

産婦の出産に対する達成感に最も影響するのはどれか。

 

1,陣痛対処に対する産婦自身の肯定的評価
2,出産に伴う産婦の不安の軽減
3,睡眠や栄養など基本的ニーズの充足
4,事前の分娩室の見学

 

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問題22

 

乳腺の筋上皮細胞を収縮させるホルモンはどれか。

 

1,プロラクチン
2,オキシトシン
3,卵胞刺激ホルモン
4,プロスタグランジン

 

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問題23

 

新生児の哺乳運動で正しいのはどれか。

 

1,口唇で乳輪部を圧迫し母乳を搾り出す。
2,嚥下運動は1回の吸啜運動に対して1回起こる。
3,直接哺乳は主に顎運動主体の吸啜である。
4,妊娠30週の早産児では吸啜嚥下の強調運動が確率している。

 

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問題24

 

乳幼児の身体発育で正しいのはどれか。

 

1,6~9か月児の1日平均の体重増加量は15~20gである。
2,発育曲線の10パーセンタイル値は「発育の偏り」である。
3,低出生体重児は体重が頭囲よりも早く健常児に追いつく。
4,出生体重2,100gの双胎児の体重は2歳頃に健常単胎児に追いつく。

 

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問題25

 

自然流産で正しいのはどれか。

 

1,10代の妊婦に多い。
2,妊娠と診断された約5%に発生する。
3,妊娠22週未満で妊娠が自然に終結する。
4,流産胎児の染色体検査で30%に異常がある。

 

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問題26

 

前置胎盤で合併しやすいのはどれか。

 

1,過強陣痛
2,子宮内反症
3,子宮破裂
4,胎位異常

 

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問題27

 

反屈位の後方回旋はどれか。

 

1,前方前頭位
2,後方後頭位
3,頣部前方顔位
4,頣部後方顔位

 

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問題28

 

子宮破裂で正しいのはどれか。

 

1,好発部位は子宮体部である。
2,経産婦より初産婦に多く発症する。
3,不全破裂の場合は無症状に経過する。
4,子宮に瘢痕がある場合の発症率は瘢痕が無い場合の3倍である。

 

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問題29

 

産褥12日。急な熱感、疲労感および腰部右側に強い痛みが出現し、受診した。体温39.0℃、乳房緊満(+)、乳汁分泌良好。膣壁から子宮は触れず、子宮体部の圧痛はなく、腰骨部の叩打通がみられた。淡黄色の悪露極少量。
考えられるのはどれか。

 

1,産褥熱
2,乳腺炎
3,腎孟腎炎
4,子宮復古不全

 

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問題30

 

産褥期で正しいのはどれか。

 

1,浮腫は妊娠高血圧症候群の診断基準に含まれない。
2,産褥子宮の静脈圧迫は深部静脈血栓症の原因である。
3,膀胱炎の起炎菌のうち75%はクラミジアである。
4,産後うつ病は欧米と比べ日本の方が発症頻度が高い。

 

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問題31

 

生後2日、3,020gの新生児。妊娠39週2日で前期破水と羊水混濁の他は異常がなく出生した。四肢末端の冷感があり、皮膚の色が悪い。母乳の飲みも悪く、なんとなく活気がない。体温は肛門検温で36.0℃である。
この時点での判断で正しいのはどれか。

 

1,四肢末端の冷感は生理的である。
2,欲しがるまで授乳を待つ。
3,2時間後に肛門検温をする。
4,医師に連絡する。

 

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問題32

 

新生児の皮膚の状態で正しいのはどれか。

 

1,サーモンパッチの多くは生後1~2年で消退傾向を示す。
2,脂漏性湿疹は石けんやシャンプーの刺激で悪化する。
3,カフェオレ斑はスタージウェバー症候群に併発する。
4,中毒性紅斑は早産児ほど多く出現する。

 

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問題33

 

出生体重800gの新生児。妊娠26週に帝王切開術で出生した。この新生児に発症しにくいのはどれか。

 

1,無呼吸発作
2,壊死性腸炎
3,新生児一過性多呼吸
4,新生児呼吸窮迫症候群

 

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問題34

 

妊婦との接触を禁止する子どもの疾患はどれか。

 

1,突発性発疹
2,伝染性紅斑
3,伝染性膿痂疹
4,伝染性単核球症

 

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問題35

 

経膣超音波検査の項目と評価が可能となるおおよその過数との組合せで正しいのはどれか。

 

1,胎嚢―妊娠5週
2,胎児心拍―妊娠8週
3,胎児頭殿長ー妊娠12週
4,児頭大横径―妊娠16週

 

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問題36

 

妊娠中の未婚女性が妊娠の継続に不安を抱いて産婦人科外来を受診した。助産師による面接の初期段階の対応で適切なのはどれか。

 

1,妊娠・出産について「はい」、「いいえ」で答えられる質問をする。
2,沈黙が続いたら助産師が話題を決める。
3,相手の話の中から話題を展開する。
4,相手の考えを客観的に分析し伝える。

 

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問題37

 

参加者の主体性を重視した母親学級の運営で適切なのはどれか。

 

1,1クラスに多くの受講者を受け入れる。
2,1コースの担当助産師を毎回交代する。
3,プログラムを決めずに参加者の自主運営とする。
4,分娩への不安について話し合って解決策を見いだす。

 

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問題38

 

18歳の女子。下腹部痛を訴えて助産所に相談にきた。不特定多数の相手と性交渉を持っている。16日前に5日間持続した月経が終了し、1週間前から帯下が増加した。対応で最も適切なのはどれか。

 

1,妊娠反応を確認する。
2,産婦人科医の受診を勧める。
3,保健所での性感染症の血液検査を勧める。
4,次回からコンドームを必ず使用するよう勧める。

 

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問題39

 

49歳の女性。2人の子どもは結婚し独立している。子宮がん検診終了後「最近寝つきが悪く、イライラする。夫に話をしたくても仕事が忙しく聞いてもらえない。寂しくてどうしていいかわからない」と助産師に訴えた。
対応で適切なのはどれか。

 

1,更年期症状の程度を把握する。
2,心療内科の受診を勧める。
3,夫と共に再度来院するように勧める。
4,ホルモン補充療法を受けるように勧める。

 

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問題40

 

経口避妊薬の副作用で起こりやすいのはどれか。

 

1,乳癌
2,低血圧症
3,溶血性貧血
4.月経困難症

 

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問題41

 

妊娠による変化で正しいのはどれか。

 

1,乳房の変化―リビド着色
2,外陰部の変化―モントゴメリー腺
3,子宮膣部の変化―ヘガール徴候
4,子宮の変化―ピスカチェック徴候

 

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問題42

 

妊娠40週。超音波検査で30分間に30秒以上続く呼吸様運動が1回、体幹や四肢が伸展し屈曲位に戻る運動が3回、胎動に伴い一過性頻脈が4回、2つの垂直断面像で2.5cmの羊水ポケットが2つみられた。MannigらのBiophysical Profile Scoringで児の健康状態はどれか。

 

1,正常である。
2,慢性低酸素症を疑う。
3,慢性低酸素症が強く疑われる。
4,帝王切開術が必要である。

 

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問題43

 

34歳の初産婦。妊娠20週2日、単胎、頭位。学童期にIgA腎症の既往歴があるが、妊娠経過は正常である。助産所での里帰り分娩を希望している。対応で適切なのはどれか。

 

1,助産所を紹介する。
2, 37週頃に里帰りするように勧める。
3,母体管理ができる医療機関への分娩予約を勧める。
4,36週以降は飛行機に乗れないと説明する。

 

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問題44

 

未熟児養育医療で正しいのはどれか。

 

1,健康保険法に規定されている。
2,出生体重2,500g以下の児が対象となる。
3,親の所得に関係なく給付される。
4,給付の対象年齢は1歳未満である。

 

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問題45

 

10代の妊娠における産科的特徴で正しいのはどれか。

 

1,成熟女性に比べて周産期死亡率は低い。
2,成熟女性に比べて性感染症(STD)が多い。
3,早産の頻度は未婚者に比べて既婚者が高い。
4,経膣分娩よりも帝王切開術による分娩が多い。

 

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問題46

 

妊娠貧血で正しいのはどれか。

 

1,母体血清鉄は胎盤を通過する。
2,プロゲステロンにより造血能が低下する。
3,血漿量の増加は妊娠10か月からピークとなる。
4,妊娠貧血の母親から出生した新生児では貧血の頻度が高い。

 

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問題47

 

35歳の経産婦。妊娠40週5日で陣痛が発来し入院した。入院時所見は陣痛3分間欠、子宮口5cm開大、Station-3、展退度90%であった。2時間後の所見は陣痛2分30秒から3分間欠、発作40秒、子宮口9cm開大、Station-3、展退度100%で、小泉門が12時に触れた。アセスメントで正しいのはどれか。

 

1,正常分娩経過
2,微弱陣痛
3,回旋異常
4,児頭骨盤不均衡

 

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問題48

 

正常な分娩経過で児頭が嵌入している状態にあるのはどれか。

 

1,Station-3
2,先進部が入口部の位置
3,大横径が骨盤入口部を通過した位置
4,内診による恥骨後面全部の触知

 

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問題49

 

33歳の経産婦。「前回は自分で産んだという満足感がなかったので、今回は自分のペースを大切にして産みたい」と言う。分娩第1期のケアで適切でないのはどれか。

 

1,静かに産婦に付き添う。
2,陣痛発作時に産婦の呼吸をリードする。
3,産婦の要求に応じられる距離にいる。
4,分娩進行に伴う対処行動を観察する。

 

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問題50

 

胎盤娩出で正しいのはどれか。

 

1,胎盤娩出方式ではダンカン様式が多い。
2,剥離が下縁から始まったときはシュルツェ様式で娩出される。
3,剥離に伴い膣外に臍帯が下降することをストラスマン徴候という。
4,剥離すると子宮底が高くなり右傾することをシュレーダー徴候という。

 

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問題51

 

分娩体位と骨盤誘導腺、重力、ベクトルとの組合せで正しいのはどれか。

 

 

 

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問題52

 

仰臥位分娩における経産婦の分娩介助で適切なのはどれか。

 

1,児頭が鶏卵大に出現してから会陰保護を開始する。
2,努責時間は20秒とする。
3,児頭の娩出速度の調節は会陰にあてた手に力を入れる。
4,第3回旋が終了するまで努責を続ける。

 

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問題53

 

下記の胎児心拍陣痛図で考えられるのはどれか。


 

1,正常分娩経過
2,過強陣痛
3,子宮破裂
4,常位胎盤早期剥離

 

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問題54

 

初産婦、妊娠36週。前期破水で入院した。血液検査を行ったところ、AST(GOT)180IU/l、ATⅢ45%、血小板7万/μl、推定児体重2,670gであった。同時に行った胎児心拍陣痛図は正常であった。この場合、優先されるのはどれか。

 

1,NICUへの連絡
2,吸引分娩の準備
3,エストリオール検査
4,播種性血管内凝固症候群(DIC)治療の準備

 

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問題55

 

肩甲難産で適切なのはどれか。

 

1,後在肩甲が恥骨下へ入り込む
2,児の予後に顔面神経痛麻痺が多い
3,急速な児頭娩出後に起こりやすい。
4,マックロバーツの体位が有効である。

 

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問題56

 

産科手術で正しいのはどれか。

 

1,帝王切開術の麻酔法は吸入麻酔が第1選択である。
2,骨盤位牽出術ではファイトスメリー法で上肢解出を行う。
3,子宮口が8cm開大していれば鉗子遂娩術を行うことができる。
4,吸引遂娩術は鉗子遂娩術より牽引力が弱い。

 

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問題57

 

吸啜反射で正しいのはどれか。

 

1,3歳でも反射はある。
2,胎児では妊娠28週頃から出現する。
3,反射が出ないときには中枢神経障害を疑う。
4,児の口角を触れるとその方向へ顔を向ける反射である。

 

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問題58

 

産褥5日の初産婦。乳房は緊満し、外側に硬い部分があり、触れると痛がる。乳輪部がやや硬く乳頭の長さは1cmで赤い。援助で適切なのはどれか。

 

1,直接授乳を一時中断する。
2,乳頭保護キャップを使用する。
3,乳房外側を温め疼痛を緩和する。
4,乳頭乳輪部が柔らかくなるようマッサージする。

 

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問題59

 

産褥3日。経膣分娩時に会陰裂傷第2度で縫合術を行った。会陰部の状態と対応との組合せで適切なのはどれか。

 

1,縫合部の軽度の離開―臥床安静
2,縫合部の発赤―産褥体操で骨盤底の血液循環促進
3,縫合部付近の圧痛・持続痛―疼痛の増強傾向の経時的な観察
4,縫合部の浮腫―会陰部の温湿布

 

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問題60

 

甲状腺機能亢進合併症妊娠で正しいのはどれか。

 

1,妊娠中に発症するケースがほとんどである。
2,機能亢進状態が続くと早産のおそれがある。
3,抗甲状腺薬は胎児の甲状腺機能を亢進する。
4,産後は軽快することが多い。

 

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問題61

 

NYHA I度の心疾患合併妊産褥婦の援助で正しいのはどれか。

 

1,妊娠初期から1日摂取総エネルギー量を制限する。
2,分娩第2期にゆっくり時間をかける。
3,分娩直後は骨盤高位とする。
4,母乳哺育を禁止する。

 

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問題62

 

出生直後の新生児の診察で、右側のモロー反射が見られない。疑われるのはどれか。

 

1,右の反回神経麻痺
2,右のエルブ麻痺
3,左の能室内出血
4,左の小脳出血

 

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問題63

 

出生時体重2,850gの正常新生児。アプガースコアは1分後9点、分娩当日から母子同室を開始した。生後3日、体重減少率が11.5%となったため、血糖値を測定したところ40mg/dlである。今後の観察項目で優先されるのはどれか。

 

a,湿疹
b,黄疸
c,胎便排泄状態
d,原始反射

 

1 a、b  2 a、d   3 b、c  4 c、d

 

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問題64

 

1か月健康診査での母親への指導で正しいのはどれか。

 

1,停留精巣は3歳以降に手術する。
2,臍ヘルニアは1歳過ぎには軽快するものが多い。
3,乳児湿疹はアトピー性皮膚炎になることが多い。
4,頭血腫が残っている場合には穿刺する必要がある。

 

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問題65

 

産褥1か月の健康診査の所見で正常なのはどれか。

 

1,黄色悪露である。
2,子宮口1指開大である。
3,子宮は鵞卵より大きい。
4,恥骨結合上縁に子宮底を触れる。

 

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問題66

 

平成15年(2003年)の母子保健統計で正しいのはどれか。

 

1,妊産婦死亡率は6.0(出産10万対)である。
2,第1子出生時の母親の平均年齢は30.6歳である。
3,乳児死亡の原因の第1位は周産期の特異的な呼吸障害である。
4,早期新生児死亡の原因の第1位は胎盤・臍帯および卵膜の合併症である。

 

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問題67

 

「健やか親子21」における2010年の目標で正しいのはどれか。

 

1,妊娠中の喫煙率を半減する。
2,10代の人口妊娠中絶をなくす。
3,不妊治療カウンセリングを受けられる割合を倍増する。
4,育児について相談相手のいる母親の割合を増加傾向にする。

 

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問題68

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防策はどれか。

 

1,母乳育児を推奨する。
2,うつぶせに寝かせる。
3,柔らかい布団に寝かせる。
4,妊婦と同室での家族の喫煙は妊娠中期までとする。

 

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問題69

 

「少子化対策プラスワン」の基本的考え方に該当しないのはどれか。

 

1,夜間保育の支援
2,子どもの社会性の向上
3,社会保障における次世代支援
4,男性を含めた働き方の見直し

 

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問題70

 

子育てグループ活動を助産師が支援する意義で適切なのはどれか。

 

a,親同士の仲間作りによって育児不安を軽減できる。
b,親同士の連携が地域の育児力や問題解決能力を高める。
c,世間話によってストレスが発散できる。
d,独立行政法人福祉医療機構(社会福祉・医療事業団)から融資が受けられる。

 

1 a、b   2 a、d  3 b、c  4 c、d

 

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問題71

 

妊娠37週で双大時を分娩した。第1子は2,250gであった。第2子は2,510gで出生したが、2時間後に死亡した。
適切なのはどれか。

 

1,第1子の出生届けを生後21日に提出した。
2,第1子の低出生体重児の届出を提出した。
3,第2子の死亡届を生後14日に提出した。
4,第2子の死産届を提出した。

 

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問題72

 

法律を母性保護の内容との組合せで正しいのはどれか。

 

1,労働基準法―母性健康管理指導事項カードによる措置
2,育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律―育児時間の取得
3,雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律―産後1年以内の健康診査の時間の確保
4,母子健康法―変形労働時間適応の制限

 

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問題73

 

病院に助産外来を開設することになった。助産師が検討すべき内容はどれか。

 

a,助産師の研修
b,助産師の年齢
c,異常分娩率
d,対象となる妊婦の基準

 

1 a、b  2 a、d  3 b、c  4 c、d

 

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問題74

 

助産所の管理で正しいのはどれか。

 

1,開設届を市町村に提出する。
2,「助産院」と名称をつけることはできない。
3,構造設備の基準は保健師助産師看護師法に規定されている。
4,出張のみを業務とする場合は助産師の自宅住所が助産所とみなされる。

 

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問題75

 

30歳の経産婦。妊娠20週。今回は自宅出産をしたいと希望し、助産所に相談にきた。家族は心配している。
説明で適切なのはどれか。

 

1,「自宅出産にもリスクがあります」
2,「私がご家族の方を説得しましょう」
3,「私が自宅出産の安全を保証します」
4,「病院で出産することに決めましょう」

 

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午後問題

 


 

次の文を読み[問題1]、[問題2]、[問題3]に答えよ。

 

Aさん31歳の初妊婦。身長160cm。妊娠24週の健康診査で体重66kg、初めて尿糖(+)となった。妊娠前に尿糖陽性を指摘されたことはない。

 

問題1

 

妊娠28週の健康診査時には尿糖(2+)となった。食後2時間の血糖値は130mg/dlであった。今後の妊娠管理方針を決定するために、最初に実施すべき検査はどれか。

 

1,尿糖定量
2,75g糖負荷試験
3,ヘモグロビンA1c測定
4,フルクトサミン測定

 

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問題2

 

Aさんは妊娠30週に検査および管理を目的として入院した。血糖日内変動を検査したところ、毎食後2時間値が130mg/dlを越えており、まず食事療法を開始する方針となった。初めに設定する1日摂取総エネルギー量で適切なのはどれか。

 

1,1,400Kcal
2,1,500Kcal
3,1,600Kcal
4,1,700Kcal

 

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問題3

 

その後、食事療法のみでは血糖コントロールができず、インスリン療法も併用した。尿糖(+)が続いたが、食後2時間の血糖値は120mg/dl未満であり、体重3,150gの男児を経膣分娩した。産褥5日に退院する際の指導として適切なのはどれか。

 

1,「食事は妊娠中のエネルギー量を維持してください」
2,「インスリンを使用しているので母乳哺育は中止しましょう」
3,「1か月健康診査以後も定期的に尿糖、血糖の検査が必要です」
4,「6か月後に尿糖、血糖に異常がなければ、糖尿病の心配はありません」

 

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次の文を読み[問題4]、[問題5]、[問題6]に答えよ。

 

34歳の1回経産婦。前回は31歳で2,950gの女児を正常分娩した。今回、妊娠31週から骨盤位であった。できるだけ経膣分娩したいという希望があり、38週から管理入院し、38週4日に陣痛発来した。骨盤エックス線撮影では産科学的真結合線は10.8cm、超音波検査では児頭大横径は9.2cmである。

 

問題4

 

検査結果の評価で正しいのはどれか。

 

1,狭骨盤かつ児頭骨盤不均衡
2,比較的狭骨盤かつ児頭骨盤不均衡
3,比較的狭骨盤
4,正常骨盤

 

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問題5

 

破水後、内診したところ子宮口6cm開大し、胎児の右踵が膣口より脱出し右膝が子宮口から外に膣内に触れた。さらに臍帯が胎児右膝の1cm下まで下垂し拍動していたが、膣口から外には出ていなかった。
アセスメントで正しいのはどれか。

 

a,不全足位
b,臍帯下垂
c,不全膝位
d,臍帯脱出

 

1 a、b  2  a、d  3 b、c  4 c、d

 

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問題6

 

この時の胎児心拍は正常であった。対応で適切なのはどれか。

 

1,脱出している足を子宮内に環納する。
2,砕石位をとらせて骨盤位牽出術の準備を行う。
3,パイパー鉗子を準備する。
4,直ちに帝王切開術の準備を行う。

 

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次の文を読み[問題7]、[問題8]、[問題9]に答えよ。

 

32歳の初産婦、専業主婦。夫は営業マン。核家族。妊娠38週0日で2,650gの児を出産した。扁平、少乳頭のため昼間は直接授乳をし、夜間は搾母乳を与えていた。産褥6日に母子ともに退院した。退院時の児の体重は2,520gであった。
産後2週に家庭訪問した。「搾乳に30分以上かかり疲れる。夫は帰りが遅く、沐浴もなかなかしてくれず、育児や家事に協力的でない」と言う。助産師の訪問中、夫は営業の合間に購入したお米を届け、家の中を整理して仕事に戻って行った。

 

問題7

 

訪問時、児は入眠中であったが、母親は「そろそろ起きるころです」と言う。最初に行うのはどれか。

 

1,児のアセスメント
2,褥婦のアセスメント
3,夫婦関係のアセスメント
4,地域環境のアセスメント

 

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問題8

 

訪問時の児体重は2,780g。1日10回の授乳、排尿は7回、排便は3回。児が目覚めたので授乳を開始した。乳房の緊張は軽度で、催乳感がある。乳房には搾乳後の擦過傷がある。5分くらい吸啜して入眠してしまうため、1日2、3回搾母乳を足していると言う。母乳育児指導で適切なのはどれか。

 

1,人口乳を補充する。
2,毎回搾母乳で補う。
3,夜間は搾母乳で補う。
4,直接母乳だけにする。

 

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問題9

 

夫の協力に関して最初に行う対応で適切なのはどれか。

 

1,夫に協力を依頼する。
2,夫に育児休暇を取得するように勧める。
3,褥婦と助産師で夫がしている支援を確認する。
4,夫婦で家事分担について再検討するように勧める。

 

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次の文を読み[問題10]、[問題11]、[問題12]に答えよ。

 

37歳の初妊婦。服飾関係の仕事をしている。身長156cm、体重60kg(非妊時54kg)。妊娠26週、子宮底24cm、腹囲93cm。血圧136/80mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。浮腫はない。Hb11.4g/dl、Ht34.0%。推定児体重860g。「肩こりや
疲労感はあるけれどしょうがない」と言う。

 

問題10

 

健康状態のアセスメントで正しいのはどれか。

 

1,貧血がみられる。
2,血圧が高めである。
3,マイナートラブルはない。
4,児の推定体重は週数に比べて軽い。

 

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問題11

 

妊娠30週。妊婦健康診査の結果は正常範囲であった。「今は仕事が忙しい。足がだるい感じが気になる。忙しくて食事を作る気にならない」と言う。保健指導で適切なのはどれか。

 

1,自宅での安静を勧める。
2,マタニティビクスの開始を勧める。
3,調理済みの食品を利用した食生活の工夫について話し合う。
4,母性健康管理指導事項連絡カード発行してもらうよう勧める。

 

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問題12

 

妊娠32週。子宮底27cm、腹囲94cm。血圧138mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。浮腫(±)。Hb11.0g/dl、Ht36.0%であった。推定児体重1,200g。「仕事は楽しいが、相変わらずゆっくり休めませんね」と言う。最も注意すべき所見はどれか。

 

1,血圧
2,浮腫
3,ヘモグロビン
4,推定児体重

 

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次の文を読み[問題13]、[問題14]、[問題15]に答えよ。

 

27歳の経産婦。妊娠35週0日。身長162cm、体重60kg。現在、経過は問題なく、経膣分娩を強く希望している。前回は骨盤位のため妊娠37週2日に複式深部帝王切開術で分娩した。

 

問題13

 

妊婦への説明で正しいのはどれか。

 

1,「無痛分娩をお勧めします」
2,「子宮破裂の発症率は10%です」
3,「周期的な子宮収縮が始まったら早めに入院しましょう」
4,「自然陣痛を待つよりも分娩誘発を行う方が安全です」

 

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問題14

 

インフォームド・コンセントを行った上で経膣分娩を試みることになった。翌日、破水したため入院した。白血球は9,800/μl。分娩監視装置でモニターしたところ、10~15分に1回の子宮収縮がみられた。アセスメントの項目で優先度が高いのはどれか。

 

1,体温
2,下腹部痛
3,血小板数
4,ヘマトクリット値

 

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問題15

 

その後順調に陣痛が増強し、2時間後には発作30秒で3分間欠であった。その3時間後の内診所見は子宮口全開大、展退度100%、Station-1.さらに2時間後に内診したが所見は変わらない。陣痛の強さも変わらない。胎児心拍は異常なく、子宮内感染の徴候もみられない。方針で最も適切なのはどれか。

 

1,経過観察
2,陣痛促進
3,鉗子分娩
4,帝王切開術

 

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次の文を読み[問題16]、[問題17]、[問題18]に答えよ。

 

31歳の経産婦。妊娠38週5日。前回39週3日で3,010gの女児を経膣分娩した。昨日午後8時頃から陣痛発来し入院した。身長156cm、体重62kg。推定児体重3,100g、未破水。午前4時頃陣痛が遠のいたが、昨晩はあまり眠れなかったと
言う。午前6時現在、子宮口3cm開大、展退度40%、Station-3、恥骨結合2/3触知、矢状縫合横径、児頭は軽度固定。胎児心拍陣痛図を示す。

 


 

問題16

 

産婦の状態はどれか。

 

1,児頭骨盤不均衡の疑い
2,回旋異常
3,微弱陣痛
4,正常経過の潜伏期

 

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問題17

 

産婦への対応で適切なのはどれか。

 

1,休息を促す。
2,階段の昇降運動を促す。
3,朝食は禁食にする。
4,分娩監視装置で連続モニタリングする。

 

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問題18

 

午前11時55分、陣痛周期3分、発作50秒程度で陣痛が強くなった感じがするという訴えがあり内診した。子宮口開大6cm、展退度60%、Station+1、小泉門が2時であった。経産婦の頸管甲開大曲線を図に示す。娩出予測時刻で正しいのはどれか。

 

 

1,午後1時頃
2,午後2時頃
3,午後3時頃
4,午後4時頃

 

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次の文を読み[問題19]、[問題20]、[問題21]に答えよ。

 

妊娠32週の1回経産婦。血液型はO型Rh(D)陽性、間接クームス試験は陽性。B型肝炎ウイルスS抗原陽性、e抗原陽性、e抗体陰性。肝機能は正常。胎児発育は良好である。

 

問題19

 

妊婦に行うべき管理はどれか。

 

1,直接クームス試験
2,定期的な胎児超音波検査
3,抗Rh(D)免疫グロブリンの投与
4,抗B型肝炎ウイルス免疫グロブリンの投与

 

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問題20

 

妊娠37週で2,800gの新生児を経膣分娩した。母乳の開始時期で適切なのはどれか。

 

1,母体への抗B型肝炎ウイルス免疫グロブリン投与後
2,母体へのB型肝炎ウイルスワクチン接種後
3,児への抗B型肝炎ウイルス免疫グロブリン投与後
4,児へのB型肝炎ウイルスワクチン接種後

 

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問題21

 

生後1日で総ビリルビン値が15mg/dlになった。児の血液型はA型Rh(D)陽性で、光線療法を4日間施行した。児の状態が改善し、生後10日で退院した。両親への説明で最も適切なのはどれか。

 

1,Rh(D)型不適合による溶血性黄疸が疑われる。
2,ABO型不適合による溶血性黄疸が疑われる。
3,B型肝炎による黄疸である。
4,母体から移行したビリルビンによる黄疸である。

 

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次の文を読み[問題22]、[問題23]、[問題24]に答えよ。

 

36歳の初産婦。妊娠38週3日。午前5時に2,800gの男児を経膣分娩した。アプガースコアは1分後9点。癒着胎盤で胎盤用手剥離手術を施行した。分娩所要時間は31時間30分。分娩第3期までの出血量は446mlであったため、超音波断層法および膣鏡診を行ったが特別な所見はない。午前7時、子宮底は臍下2横指、子宮収縮は良好で分娩後2時間の出血量は60ml。体温37.3℃。脈拍80/分、血圧110/60mmHg。助産師は経過観察でよいと判断し、褥室に帰室させた。

 

問題22

 

午前8時、朝食中に「何か塊が出ました」とナースコールがあり訪室した。産褥パッドに拇指頭大の凝血塊があり、子宮底は臍上1横指、子宮底の輪状のマッサージで流血がみられた。この時点で考えられるのはどれか。

 

1,胎盤遺残
2,頸管裂傷
3,膣壁裂傷
4,子宮収縮の不良

 

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問題23

 

産褥1日。「お小水をしたい感じがわからない、トイレに行ってもなかなか出ない」と訴えている。指導で適切なのはどれか。

 

1,1日の水分摂取は1,000ml以下にする。
2,温水をかけながら排尿する。
3,6時間毎にトイレに行く。
4,腹筋運動をする。

 

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問題24

 

産褥3日目から排尿はスムーズになっている。産褥5日に退院診察が行われた。最も注意すべき所見はどれか。

 

1,子宮底臍下2横指
2,赤褐色悪露
3,Hb10.8g/dl
4,子宮口1指開大

 

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次の文を読み[問題25]、[問題26]、[問題27]に答えよ。

 

19歳の経産婦、専業主婦。夫は37歳の会社員、身長150cm、非妊時体重52kg。2年前に第1子をトイレで墜落分娩し、生後20日に沐浴時に熱傷させたため、第1子は虐待の疑いで乳児院に保護入所になった。現在も入所中である。

 

問題25

 

妊娠30週。体重60kg。子宮底27cm、腹囲86cm。血圧120/70mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。推定児体重1,200g。「家でゴロゴロとしていることが多い。食事を作りたくないのでお菓子が多いかな。赤ちゃんも太っちゃうか心配です」と言う。妊婦への指導で最も適切なのはどれか。

 

1,児の発育は問題ないことを説明する。
2,お菓子を食べることを禁止する。
3,1日の過ごし方を一緒に計画する。
4,毎日2時間早朝に運動することを勧める。

 

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問題26

 

妊婦は「1人目はお産も赤ちゃんの世話も全くわからなかったが、今度は勝手がわかっているので大丈夫です」と言う。そこで、助産師はまず妊婦から前回の分娩の様子を聞き、今回の分娩に向けた入院時期や方法について具体的
に確認した。今後の育児に向けた援助で優先度の高いのはどれか。

 

1,育児の支援者を探すよう勧める。
2,今後産まれる子は1人で育てられると励ます。
3,分娩後落ち着いたら第1子を引きとるよう勧める。
4,分娩後は入院期間を延長し育児指導を受けるよう勧める。

 

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問題27

 

夫は毎週土曜日に第1子の面会に行っているが、子育ては妻の育児能力では無理だと思う。おなかの子も育てるのは妻次第ですが、無理そうなら預かってもらいたい。私も仕事がありますし」と言う。夫の相談先で適切なのはどれか。

 

1,児童相談所
2,児童養護施設
3,社会福祉協議会
4,母子生活支援施設

 

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次の文を読み[問題28]、[問題29]、[問題30]に答えよ。

 

産科病棟でリスクマネジメント委員を交えて事例検討を行った。事例:28歳の初産婦。妊娠経過順調。40週0日に陣痛発来で入院した。入院時の胎児心拍陣痛図所見は異常なし。子宮口が全開大し分娩室に入室した。分娩監視装置を連続装着後、まもなく胎児心拍数が144bpmから80bpmに低下し50秒続いた。直接介助担当のA助産師が酸素を投与し胎児心拍数が回復した。1時間後、胎児心拍数は100bpm程度に3回低下したが、A助産師は分娩準備を急いでいたため、胎児心拍陣痛図を見ることなく心音だけ聴いていた。胎児心拍数は40秒程度で回復し、A助産師が1人で人口破膜を行い、排臨、発露となった。医師と間接介助のB助産師は隣室で吸引分娩を行っていたため、A助産師は1人で分娩介助をした。1分後のアプガースコアは4点であったため、小児科医に連絡した。小児科医の蘇生で5分後のアプガースコアは9点であった。

 

問題28

 

この事例で、産科医に連絡する時期で適切なのはどれか。

 

1,胎児心拍数が80bpmに低下した時点
2,徐脈が3回出現した時点
3,人口破膜を行った時点
4,排臨した時点

 

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問題29

 

この分娩経過におけるA助産師の対応で適切なのはどれか。

 

1,胎児心拍数を心音だけで聴いていた。
2,母体への酸素投与をした。
3,1人で人口破膜を行った。
4,1人で分娩介助を行った。

 

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問題30

 

改善策について話し合った。最も優先されるのはどれか。

 

1,A助産師の責任を明確にする。
2,分娩介助技術の研修プログラムを見直す。
3,分娩が重なったときの業務手順を明文化する。
4,医師と助産師とのコミュニケーションを改善する。

 

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